添付文書は「通常6か月」

国内で承認されているフィナステリドとデュタステリドの添付文書は、3か月(デュタステリドは12週間)で効果や改善がみられる場合もあるとしたうえで、効果の確認や評価には通常6か月が必要としています。レバクリの公式サイトは、効果を感じ始めるまでの期間を、よくある質問などでは2か月〜6か月ほど、男性AGAのページの注記では平均4か月〜10か月程度としています。公式サイトは、薬を使って体に異常を感じたときは、使用を中止して医師に相談するよう案内しています。公式サイトによると、全額返金保証制度は、医師が症状を初期脱毛(飲み始めに一時的に抜け毛が増えること)と判断した場合は対象外です。

添付文書とガイドラインが示す期間

国内で承認されている2つの飲み薬の添付文書は、効果を確かめるまでの期間を次のように書いています。どちらも、6か月以上使う場合は、定期的に効果を確認し、続ける必要があるかを検討することとしています。

効果を確かめるまで 6か月以上使っても変化がないとき
フィナステリド 3か月の連日投与で効果が現れる場合もあるが、効果が確認できるまで通常6か月の連日投与が必要 進行遅延がみられない場合は投薬を中止する
デュタステリド 投与開始後12週間で改善が認められる場合もあるが、治療効果を評価するには通常6か月間の治療が必要 改善がみられない場合は投薬を中止する

この表は、国内で承認された製品の添付文書の記載です。公式サイトは、レバクリの海外製の飲み薬を国内未承認としています。公式の成分表によると、海外製のフィナステリドは、単剤(育毛プラン)が1錠1.3mg、合剤に含まれるものが1錠1mgです(記事「レバクリの海外製と国内製の薬 成分量、承認、料金の違い」)。

日本皮膚科学会の「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン(2017年版)」は、フィナステリドの内服について、少なくとも6か月程度は続けて効果を確認すべきとしています。内服をやめると効果は消失するとも書いています。デュタステリドについては、同じガイドラインが挙げる臨床試験で、1年を超える長い期間の効果や、やめたあとの毛髪の量の変化は調べられていないとしています。

ミノキシジルの飲み薬は国内で承認されておらず、同じガイドラインの推奨度はD(行うべきではない)です。飲み薬の承認の状況と、国内で承認されている外用薬の説明書が示す使用期間は、記事「ミノキシジルの外用薬と内服薬の違いと承認の状況」に載せています。

公式サイトの記載

レバクリの公式サイトでは、効果を感じ始めるまでの期間の書き方が、箇所によって違います(2026年10月時点)。

よくある質問 服用を始めてから2か月〜6か月ほど。個人差がある(男性AGAのページとプランのページの質問の欄も、2か月〜6か月)
プランのページの用法・用量の欄 通常は、使い始めからおおよそ2か月〜6か月程度
男性AGAのページの注記 平均して4か月〜10か月程度。効果には個人差がある

公式サイトの記載は、効果を感じ始める時期についてのものです。添付文書は、効果を確認し、評価するのに通常6か月が必要とし、6か月以上使っても変化がない場合は中止するとしています。いつ、どの方法で効果を確かめるかは、初めの診察で医師に確かめてください。

決済の時期と、効果を確かめる時期

公式サイトによると、定期配送は当面は受診なしで自動で続きますが、処方から一定の期間がたつと再診が必要になります。24か月分の定期配送は、次回の発送の前に再診が必要とされています。再診は、マイページから予約できます。

公式サイトは、定期配送の決済の日程を「2回目は前回の決済から○日後、3回目以降は○日後」の形で示しています。そこから計算した、初回の決済からの日数は次のとおりです。

1か月ごと 20日後、50日後、80日後、110日後、140日後、170日後、以後30日ごと
3か月ごと 80日後、170日後、以後90日ごと
6か月ごと 170日後、以後180日ごと
12か月ごと 350日後、以後360日ごと
24か月ごと 710日後、以後720日ごと

分割払いの場合は、次回の発送の前に、そのつど支払い手続きが要ります。

1か月ごと、3か月ごと、6か月ごとのどれでも、初回の決済から170日後に決済があります。6か月のころに続けるかどうかを決めるなら、その前に再診を受けてください。解約できるのは次回発送予定日の前日までです。日数の数え方で1日ずれることがないよう、マイページで次回発送予定日を確かめてください(記事「レバクリの定期配送 2回目の決済日と解約の期限」)。

公式サイトによると、支払い手続きが済んだ薬はキャンセルできません(全額返金保証制度の対象になる場合は返金できる)。12か月ごとと24か月ごとの定期配送では、届く間隔ぶんの薬代を1回の決済で支払います。分割払いを選ぶと、12か月ごとは最大12回、24か月ごとは最大24回に分けられ、カード会社の分割手数料がかかることがあります。どちらの場合も、添付文書のいう6か月の時点より前に、1年分以上の薬代の支払いが決まります。

抜け毛が増えたと感じたとき

公式サイトのよくある質問は、薬が体に合わない場合は、直ちに服用や塗布を中止し、再診か、かかりつけの皮膚科に相談するよう案内しています。男性AGAのページも、薬を使って体に異常を感じたときは、使用を中止して担当の医師に相談するよう書いています。胸の痛みや息苦しさなど緊急性が高いときは、予約を待たずに119番に電話するか、近くの医療機関を受診してください。

抜け毛については、公式サイトの中で案内が分かれています。よくある質問(男性AGAのページとプランのページの質問の欄も同じ)は、内服を始めたあとに一時的に抜け毛が多くなる場合があり、初期脱毛と呼ばれるとして、そのまま治療を続けるよう回答しています。プランのページは、初期脱毛をミノキシジルの飲み薬の副作用に挙げ、フィナステリドやデュタステリドだけのプランには挙げていません。副作用については、上のとおり、体に合わないときは中止して相談するよう案内しています。

抜け毛が増えた理由が初期脱毛かどうかを自分で見分けるのは難しいため、抜け毛の増え方が気になるときは、早めに再診か、かかりつけの皮膚科で医師に相談してください。体に異常を感じるときは、公式サイトの案内のとおり、使用を中止して相談してください。

なお、日本皮膚科学会のガイドラインは、外用薬について、ミノキシジルの外用を始めたころに「休止期脱毛」がみられることがあり、患者への説明が必要としています。国内で承認されている外用薬の説明書は、6か月以内でも、脱毛状態の悪化や急激な脱毛などが見られた場合は、使用を中止して医師か薬剤師に相談するよう求めています。説明書の記載は、記事「ミノキシジルの外用薬と内服薬の違いと承認の状況」に載せています。

公式サイトによると、全額返金保証制度は、医師が副作用の症状を初期脱毛と判断した場合は対象外です。多毛症、肝機能障害、男性機能の低下、外用薬によるものと判断した場合も対象外です。

6か月たっても変化がないとき

添付文書は、6か月以上使っても進行遅延や改善がみられない場合は、投薬を中止するとしています。続けるか、やめるか、ほかの薬に変えるかは、再診で医師に相談してください。公式サイトによると、薬やプランを変えるには受診が必要で、定期配送の途中で新しい処方に切り替えると、診察の終了と同時に自動で決済されます。

公式サイトは、処方された薬のキャンセル、返品、返金には応じないとしています。効果を理由にした返金の記載は見当たりません(2026年10月時点)。全額返金保証制度は、副作用のため服用を続けるべきではないと医師と本人が判断した場合などの制度で、レバクリでの男性AGAの契約が初めてであること、定期配送で決済していることなどが条件です。申請の期限は、定期配送の初回の契約日(注文日)を1日目として16日以内です。申請後4日以内の診察、再診から7日以内の薬の返送、返金は初回の決済の薬代だけであることなど、ほかの条件は記事「レバクリの全額返金保証 対象になる条件と対象外」にまとめています。

診察で確かめること

以下は、公式サイトの記載と添付文書を踏まえた、このサイトからの提案です。

  • 効果を確かめる時期と、その方法
  • 届く間隔ごとの、6か月のころの決済日
  • 抜け毛が増えたときや、体に異常を感じたときの連絡のしかた
  • 6か月たっても変化がないときの選択肢と、そのときの費用

次に読む

レバクリの基本情報と注意点

2026年10月14日に確認したレバクリの公式サイトの記載です。料金や条件は変わることがあります。申込みの前に、公式サイトの最新の表示を確かめてください。

診療を行う医療機関医療法人社団リフィルパートナーズ(リフィルクリニック、東京都渋谷区渋谷一丁目6番8号 渋谷井上ビル5階)。予約と受診のサービスを運営しているのはレバレジーズ株式会社
治療内容医師がビデオ通話で診察し、処方された薬が自宅などに届く。男性AGAで扱う薬は、フィナステリド、デュタステリド、ミノキシジルの内服薬(2つの成分を1錠にした合剤を含む)と、ミノキシジルの外用薬。公的医療保険が使えない自由診療
標準的な費用オンライン診療の診察料は0円(対面診療になった場合は別にかかる)。内服薬の薬代は、1か月ごとの定期配送で1回3,465円から10,395円(配送料は別)で、薬と製造国によって変わる。まとめて受け取るほど1か月あたりの額は下がるが、1回に支払う額は大きくなる。配送料は1回550円(6か月ごと以上の定期配送は1,100円)。外用薬の薬代は、ミノキシジル外用5%が1本6,232円、ミノキシジル外用15%が1本9,394円
主なリスク・副作用公式サイトが薬ごとに挙げている副作用は、次のとおり。
  • フィナステリド、デュタステリド(内服)は、男性機能の低下(性欲の減退、ED、精液の量の減少など)、肝機能障害。海外で報告されているものとして、性機能障害(持続するものを含む)、抑うつ、自殺念慮、じんましん、乳房の肥大や圧痛など
  • ミノキシジル(内服)は、初期脱毛、多毛症(ひげや産毛などの体毛が濃くなる)、血圧の低下、心拍数の増加、動悸、頭痛、めまい、体重の増加、手足のむくみなど。海外で報告されているものとして、頭皮のかゆみや炎症、胸痛、低血圧など
  • ミノキシジル(外用)は、皮膚の赤み、かゆみ、フケなど
内服薬の全般について、むくみ、頭痛、めまい、倦怠感が起こる場合があるともしている
未承認薬等に関する情報海外製の内服薬、ミノキシジルの内服薬、濃度15%の外用薬は、国内で承認されていない。名前に「国内製」と付く発毛プランにも、ミノキシジルの内服薬が含まれる。濃度5%の外用薬は、公式サイトの成分表では国内製とされているが、よくある質問には、ミノキシジルの外用薬に日本製の医薬品はないとの記載がある。届く製品は診察のときに確かめる。薬ごとの表示は下の表のとおり

未承認薬の表示

公式サイトの各プランのページにある表示は、薬ごとに次のとおりです。

海外製のフィナステリド(内服)
承認の状況国内未承認
国内の承認薬同じ成分で同じ効能・効果の国内承認薬(フィナステリド錠など)がある。レバクリでも国内製を扱っている。海外製は1錠1.3mgで、国内承認薬とは成分量が異なる
海外での安全性の情報公式サイトは、米国ではFDA(食品医薬品局)に承認されているとしたうえで、国内承認薬と違って、重大なリスクが明らかになっていない可能性があるとしている。海外で報告されている副作用は、上の「主なリスク・副作用」の表のとおり
海外製のデュタステリド(内服)
承認の状況国内未承認
国内の承認薬同じ成分で同じ効能・効果の国内承認薬(デュタステリドカプセルなど)がある。レバクリでも国内製を扱っている。海外製は亜鉛を含み、国内承認薬と完全に同じ成分ではない
海外での安全性の情報公式サイトは、国内承認薬と違って、重大なリスクが明らかになっていない可能性があるとしている。海外で報告されている副作用は、上の「主なリスク・副作用」の表のとおり
ミノキシジル(内服)
承認の状況内服薬としては国内未承認
国内の承認薬国内で承認されているのは、頭皮に塗る濃度1%と5%の外用薬。同じ成分の内服薬に国内承認薬はない
海外での安全性の情報公式サイトは、米国ではFDAが高血圧の治療薬として承認しているものの、AGAの治療を目的とした使用は承認されていないため、重大なリスクが明らかになっていない可能性があるとしている。海外で報告されている副作用は、上の表のとおり
ミノキシジル外用15%
承認の状況国内で承認されているのは濃度5%以下の外用薬で、5%を超えるものは未承認
国内の承認薬同じ成分の外用薬は、濃度5%以下のものが発毛薬として承認されている
海外での安全性の情報公式サイトは、米国でFDAがAGA治療薬として承認しているのは濃度5%以下のものとしたうえで、国内承認薬と違って、重大なリスクが明らかになっていない可能性があるとしている
どの未承認薬にも共通する表示
入手経路公式サイトは、厚生局の手続きを経て医師が輸入したものと説明している
救済制度重い副作用が出ても、国の医薬品副作用被害救済制度の対象にならないと明示されている

未承認の薬の注意点は、厚生労働省の「あやしいヤクブツ連絡ネット」で確かめてください。治療を受けるかどうか、どの薬を使うかは、医師の診察を受けて決めてください。

公式サイトの確認先

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参考にした一次情報

内容を確認するときは、各機関が公開する最新版もあわせてご覧ください。