内服薬はほかの成分との組み合わせだけ

レバクリの公式サイトでは、ミノキシジルの内服薬は、フィナステリドかデュタステリドと組み合わせた4つのプラン(発毛プラン、発毛プランEXと、それぞれの「[国内製]」)に含まれます。2026年10月14日時点のプラン一覧に、ミノキシジルの内服薬だけのプランはありません。外用薬は濃度5%と15%の2種類で、1本単位の料金です。ミノキシジルの内服薬と濃度15%の外用薬は、国内で承認されていません。濃度5%の外用薬は、国内製か海外製か、公式サイトの中で記載が食い違っています。日本皮膚科学会のガイドライン(2017年版)は、内服を「行うべきではない」(推奨度D)としています。

ミノキシジルを使うプラン

公式サイトのプラン一覧には、男性AGAのプランが10あります。そのうち、ミノキシジルを使うのは次の6つです。合剤は1日1回1錠、「[国内製]」の2つのプランは、2種類の錠剤をそれぞれ1日1回1錠飲むとされています。

発毛プラン フィナステリド1mgとミノキシジル5mgを1錠にした合剤(海外製、国内未承認)
[国内製]発毛プラン 国内製のフィナステリドの錠剤と、海外製のミノキシジルの錠剤(国内未承認)の組み合わせ。公式サイトの内容欄では、それぞれ30錠
発毛プランEX デュタステリド0.5mgとミノキシジル5mgを1錠にした合剤(海外製、国内未承認)
[国内製]発毛プランEX 国内製のデュタステリドの錠剤と、海外製のミノキシジルの錠剤(国内未承認)の組み合わせ。公式サイトの内容欄では、それぞれ30錠
ミノキシジル外用5% 頭皮に塗る外用薬。1日2回、1mLずつが目安(国内製か海外製かは、公式サイトの中で記載が異なる)
ミノキシジル外用15% 頭皮に塗る外用薬(濃度5%を超えるため国内未承認)。1日2回、1mLずつが目安

名前に「国内製」と付く2つのプランでも、国内製なのはフィナステリドとデュタステリドだけです。組み合わせるミノキシジルの内服薬は海外製で、国内では承認されていません。公式の成分表(2026年8月17日更新)では、ミノキシジルの内服薬は1錠5mgです。

ミノキシジルだけのプランはあるか

2026年10月14日時点のプラン一覧には、ミノキシジルの内服薬だけのプランはありません。内服薬は、抜け毛を抑える薬として説明されているフィナステリドかデュタステリドと、どのプランでも組み合わされています。

外用薬について、公式サイトは、内服薬と併用するプランとして紹介し、希望する人は診療のときに医師に相談するよう案内しています。外用薬だけを処方してもらえるかどうかは、公式サイトの文面では確かめられませんでした。外用薬だけを考えている場合は、診察のときに確かめてください。

国内で承認されているミノキシジルの外用薬は、一般用医薬品(第1類医薬品)として、薬剤師のいる薬局などで販売されています(レバクリの外用薬と同じ製品とは限りません)。使い方と注意は、記事「ミノキシジルの外用薬と内服薬の違いと承認の状況」にまとめました。

承認の状況とガイドラインの推奨度

各プランのページの表示によると、国内でミノキシジルが承認されているのは、頭皮に塗る濃度1%と5%の外用薬です。内服薬としては国内で承認されたものがなく、公式サイトも未承認の医薬品と明示しています。濃度15%の外用薬は、5%を超えるため未承認です。

濃度5%の外用薬は、公式サイトの中で記載が食い違っています。成分表は国内製としていますが、よくある質問には、ミノキシジルの内服薬と外用薬に日本製の医薬品はなく海外製を使っているとの記載があります。濃度5%の外用薬のページには、未承認医薬品等の表示も、救済制度の対象外であることの表示もありません(いずれも2026年10月14日時点)。届く製品の名前と、国内で承認された製品かどうかは、診察のときに確かめてください。

日本皮膚科学会の「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン(2017年版)」の推奨度は、次のとおりです。

ミノキシジルの外用 推奨度A。「行うよう強く勧める」(男性型脱毛症は5%)
ミノキシジルの内服 推奨度D。「行うべきではない」

このガイドラインは、内服について、利益と危険性が十分に検証されていないとしています。2016年12月までの文献をもとにした記述で、その後の研究は反映されていません。免責事項には、ガイドラインは医師の裁量権を規制するものではないこと、未承認薬を使うときは、各医療機関の承認や、患者または家族のインフォームド・コンセントが前提になることが書かれています。

未承認の薬は、重い副作用が出ても、国の医薬品副作用被害救済制度の対象になりません。公式サイトは、ミノキシジルの内服薬を含む4つのプランと、濃度15%の外用薬のページで、そのことを明示しています。

副作用と、服用できない場合

公式サイトのプランのページは、ミノキシジルの内服薬の副作用として、初期脱毛(飲み始めたあとに一時的に抜け毛が増えること)、多毛症(ひげや産毛などの体毛が濃くなる)、血圧の低下、動悸、むくみなどを挙げています。米国などで報告されている副作用として、頭皮のかゆみや炎症、胸痛、めまい、低血圧なども載せています。外用薬の副作用としては、皮膚の赤み、かゆみ、フケなどを挙げています。

公式サイトのよくある質問は、次の人には薬を処方できない、または服用できない場合があるとしています。

  • 重い肝機能障害や腎機能障害になったことがある人
  • 不整脈や高血圧など、心臓や血管の病気になったことがある人
  • ほかの病気の治療中や、服用中の薬があり、健康上の理由から処方が適さないと判断された人

日本皮膚科学会のガイドラインは、内服用製剤の添付文書の市販後調査欄に、胸痛、心拍数の増加、動悸、息切れ、呼吸困難、うっ血性心不全、むくみや体重の増加などの重大な心血管系の障害が生じるとの記載があると紹介しています。

公式サイトの男性AGAのページは、薬を使って体に異常を感じたときは、使用を中止して、担当の医師に相談するよう案内しています。胸の痛みや息苦しさなど緊急性が高いと感じるときは、予約を待たずに119番に電話するか、近くの医療機関を受診してください。抜け毛の増え方や続く期間が気になるときも、医師に相談してください。

全額返金保証で対象外になる症状

レバクリの全額返金保証制度は、医師が副作用の症状を、初期脱毛、多毛症、肝機能障害、男性機能の低下のいずれか、または外用薬によるものと判断した場合は対象外としています。初期脱毛と多毛症は、公式サイトがミノキシジルの内服薬の主な副作用として挙げている症状です。

制度が適用される場合、同時に注文した外用薬も返送と返金の対象になります。制度の条件と申請の期限は、記事「レバクリの全額返金保証 対象になる条件と対象外」にまとめました。

料金

公式サイトに載っている税込の薬代は、次のとおりです。金額はどれも1回の支払額です。配送料は1回550円で、6か月ごと、12か月ごと、24か月ごとの定期配送は1回1,100円です。

発毛プラン 1か月分のみは6,600円、1か月ごとの定期配送は5,940円、12か月ごとは19,800円(12か月ごとは、公式サイトでは「レバクリ発毛プラン」の名前で載っている)
[国内製]発毛プラン 1か月分のみは8,250円、1か月ごとは7,425円、12か月ごとは56,380円
発毛プランEX 1か月分のみは7,700円、1か月ごとは6,930円、12か月ごとは52,621円
[国内製]発毛プランEX 1か月分のみは11,550円、1か月ごとは10,395円、12か月ごとは78,932円
ミノキシジルの外用薬 1本あたり、濃度5%は6,232円、濃度15%は9,394円

外用薬の1本の量と、1本で何日分にあたるかは、公式サイトの文面では確かめられませんでした。ほかの間隔の料金と12か月分の合計は、記事「レバクリの男性AGAの料金 1回の支払額と12か月分の合計」にあります。

診察で確かめること

以下は、公式サイトの記載を踏まえた、このサイトからの提案です。

  • 提案されたプランに、ミノキシジルの内服薬が含まれるか(名前に「国内製」と付くプランにも含まれる)
  • 内服薬を使う理由と、国内で承認された外用薬を使う選択肢があるか
  • 血圧、心臓、肝臓、腎臓の病気や、むくみがあること、飲んでいる薬を伝えたか
  • 外用薬の製品名、濃度、国内で承認された製品かどうか、1本で何日分か
  • 外用薬だけを処方してもらえるか
  • 副作用が出たときの連絡先と、返金保証の対象外になる症状

次に読む

レバクリの基本情報と注意点

2026年10月14日に確認したレバクリの公式サイトの記載です。料金や条件は変わることがあります。申込みの前に、公式サイトの最新の表示を確かめてください。

診療を行う医療機関医療法人社団リフィルパートナーズ(リフィルクリニック、東京都渋谷区渋谷一丁目6番8号 渋谷井上ビル5階)。予約と受診のサービスを運営しているのはレバレジーズ株式会社
治療内容医師がビデオ通話で診察し、処方された薬が自宅などに届く。男性AGAで扱う薬は、フィナステリド、デュタステリド、ミノキシジルの内服薬(2つの成分を1錠にした合剤を含む)と、ミノキシジルの外用薬。公的医療保険が使えない自由診療
標準的な費用オンライン診療の診察料は0円(対面診療になった場合は別にかかる)。内服薬の薬代は、1か月ごとの定期配送で1回3,465円から10,395円(配送料は別)で、薬と製造国によって変わる。まとめて受け取るほど1か月あたりの額は下がるが、1回に支払う額は大きくなる。配送料は1回550円(6か月ごと以上の定期配送は1,100円)。外用薬の薬代は、ミノキシジル外用5%が1本6,232円、ミノキシジル外用15%が1本9,394円
主なリスク・副作用公式サイトが薬ごとに挙げている副作用は、次のとおり。
  • フィナステリド、デュタステリド(内服)は、男性機能の低下(性欲の減退、ED、精液の量の減少など)、肝機能障害。海外で報告されているものとして、性機能障害(持続するものを含む)、抑うつ、自殺念慮、じんましん、乳房の肥大や圧痛など
  • ミノキシジル(内服)は、初期脱毛、多毛症(ひげや産毛などの体毛が濃くなる)、血圧の低下、心拍数の増加、動悸、頭痛、めまい、体重の増加、手足のむくみなど。海外で報告されているものとして、頭皮のかゆみや炎症、胸痛、低血圧など
  • ミノキシジル(外用)は、皮膚の赤み、かゆみ、フケなど
内服薬の全般について、むくみ、頭痛、めまい、倦怠感が起こる場合があるともしている
未承認薬等に関する情報海外製の内服薬、ミノキシジルの内服薬、濃度15%の外用薬は、国内で承認されていない。名前に「国内製」と付く発毛プランにも、ミノキシジルの内服薬が含まれる。濃度5%の外用薬は、公式サイトの成分表では国内製とされているが、よくある質問には、ミノキシジルの外用薬に日本製の医薬品はないとの記載がある。届く製品は診察のときに確かめる。薬ごとの表示は下の表のとおり

未承認薬の表示

公式サイトの各プランのページにある表示は、薬ごとに次のとおりです。

海外製のフィナステリド(内服)
承認の状況国内未承認
国内の承認薬同じ成分で同じ効能・効果の国内承認薬(フィナステリド錠など)がある。レバクリでも国内製を扱っている。海外製は1錠1.3mgで、国内承認薬とは成分量が異なる
海外での安全性の情報公式サイトは、米国ではFDA(食品医薬品局)に承認されているとしたうえで、国内承認薬と違って、重大なリスクが明らかになっていない可能性があるとしている。海外で報告されている副作用は、上の「主なリスク・副作用」の表のとおり
海外製のデュタステリド(内服)
承認の状況国内未承認
国内の承認薬同じ成分で同じ効能・効果の国内承認薬(デュタステリドカプセルなど)がある。レバクリでも国内製を扱っている。海外製は亜鉛を含み、国内承認薬と完全に同じ成分ではない
海外での安全性の情報公式サイトは、国内承認薬と違って、重大なリスクが明らかになっていない可能性があるとしている。海外で報告されている副作用は、上の「主なリスク・副作用」の表のとおり
ミノキシジル(内服)
承認の状況内服薬としては国内未承認
国内の承認薬国内で承認されているのは、頭皮に塗る濃度1%と5%の外用薬。同じ成分の内服薬に国内承認薬はない
海外での安全性の情報公式サイトは、米国ではFDAが高血圧の治療薬として承認しているものの、AGAの治療を目的とした使用は承認されていないため、重大なリスクが明らかになっていない可能性があるとしている。海外で報告されている副作用は、上の表のとおり
ミノキシジル外用15%
承認の状況国内で承認されているのは濃度5%以下の外用薬で、5%を超えるものは未承認
国内の承認薬同じ成分の外用薬は、濃度5%以下のものが発毛薬として承認されている
海外での安全性の情報公式サイトは、米国でFDAがAGA治療薬として承認しているのは濃度5%以下のものとしたうえで、国内承認薬と違って、重大なリスクが明らかになっていない可能性があるとしている
どの未承認薬にも共通する表示
入手経路公式サイトは、厚生局の手続きを経て医師が輸入したものと説明している
救済制度重い副作用が出ても、国の医薬品副作用被害救済制度の対象にならないと明示されている

未承認の薬の注意点は、厚生労働省の「あやしいヤクブツ連絡ネット」で確かめてください。治療を受けるかどうか、どの薬を使うかは、医師の診察を受けて決めてください。

公式サイトの確認先

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参考にした一次情報

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